老後資金は固定費を見直せ!「家計再生」と「資産形成の極意」
『財布の紐はしっかりと、でも楽しみは最大限に!』こんにちは!運営者の「ぺっさと」です。

前回の記事はこちらの記事で、たのしみながら節約ライフを送っていることに触れました。
今回は「実際、どのように固定費を見直したの?」についてお話します。
結論としては、車の所有、住宅ローン、生命保険といった大きな固定費を見直した、というお話になるのですが…。
見直すきっかけは、なかなかヘビーなものでした。
夫の借金、〇〇万円──私だけ知らなかった衝撃のカミングアウト
■【夫の借金発覚】まさかの裏切り!私は何も知らなかった

主人の両親からある日突然、「息子に〇百万金を貸している」と聞かされました。
主人は10歳年上に家計管理は彼に任せ、全てうまくいっていると思っていた、結婚3年目の頃です。
すぐに彼の首根っこを掴む勢いで問いただしたところ、
- 高級外車のローンが膨れ上がり、数社のカードローンで自転車操業
- 金利が高く元本が減らず困り果てていた
と打ち明けられたんです。
頭に浮かんだ「離婚」。逃げるより、まずは計算。夫の借金と正面から向き合った日
■【怒り・絶望・そして決意】私が立て直しを決めた理由
ひとまず即座にご両親に頭を下げ、対処方法を後日ご報告するとお約束して帰宅。
自宅でまず行ったのは、『借金の総額を計算すること』でした。

- 現在所持しているクレジットカードをすべて出させる
- 各社の月額返済額
- 一括返済した場合の金額
このあと、速やかにご両親に報告。
一括返済した場合の金額と、毎月の返済額の差額を提示した上で、一旦ご両親にお金を借り、分割で返済していく方針となりました。
離婚も本気で考えましたが、毒親育ちの私にとっては、主人のご両親は天使のような存在でした。

毒親エピソードはこちら
お世話になりっぱなしの彼らに、ご迷惑をかけたまま、ご縁を切りたくない。
せめて、おふたりのために借金を完済してから考えようと、思いとどまりました。
① 固定費削減その1:車を手放す
■【まずは固定費】ムダを徹底的に削る!
諸悪の根源だった車の所有は、真っ先に手放しました。

- 高級外車のローンに加え、車検費用や維持費が家計を圧迫
- 車を手放す→毎月のローン返済、車検費用、ガソリン代、駐車場代などの数十万円単位の支出がまるっとなくなり、家計に大きな余裕が生まれました。
② 生命保険を見直す
月額12,000円も支払っていた生命保険も、即解約。
- 難解すぎて契約内容を把握できない生命保険に加入していた
- 会社で加入できる安価な就労不能保険以外は解約。貯蓄と社会保険で対応
- 月々の保険料の削減→貯蓄や投資に回せる資金が大幅UP
③ 高金利のカードローンを一括返済
彼が隠していた借金は、いわゆる「グレーゾーン金利」と呼ばれていた時代のものでした。

年20%から29.2%程度の金利で借り入れているケースに相当します。驚くほど金利が高いので、一刻も早く返済が必要。このため、
- 夫のご両親からお借りし、複数のカードローン一括返済させてもらう
- 翌月から分割返済
このような方法を選びました。
このあと2年間、毎月1度たりとも滞らずに完済することができ、今でもご両親とは仲良くさせてもらっています。
借金まみれから資産1000万円へ。夫婦再建の10年後の現在
■【現在地】少しずつ、でも確実に前進中
借金発覚から、はやいもので10年が経ち、今回の件から、我が家は管理の仕方をがらりと変えました。

ざっと挙げると、このようになります。
- 家計管理は主人→妻へ交代してやりくり
- お小遣いは定額制にし、家計管理アプリで共有
- クレジットカードは所定枚数のみ、使ったら即座にアプリへと反映
- 借金返済後、主人の年収半年分の預貯金を確保
- 投資信託をスタート
「習慣」を少しずつ積み上げた結果、金融資産と貯金を合わせて1000万円を超える資産を築き上げることができたのです。
まだまだ少ないけれど、債務を抱えた当時から比べると、一歩前進といえるのではないでしょうか。
投資ってギャンブル?いえ、勉強すれば味方です。損も得もあるけれど、未来が見える安心感
現在は各自のお給料から投資信託を続け、老後に備えているところです。

投資信託の収支は、基本的にプラスを維持しています。トランプ政策で一時的な上がり下がりもありましたが、資本主義社会である以上、物価高に併せて上昇していくでしょう。
我が家のように資産の少ない家庭にとっては、投資信託は老後に備える上で不可欠です。投資信託については、また別の記事でご紹介しますね。
「お金の授業」受けた記憶ありますか?アラフォー世代こそ、学び直しのチャンス
(まさか10歳も年上の夫が、こんなにも金銭感覚が壊れていたなんて…)

借金が発覚してすぐの頃は、打ちひしがれていましたが、ひとつ気が付いたことがあります。
50代の主人の学生時代、お金を学ぶ授業は無いに等しかったんですよね。義務教育のなかで「金融教育」が導入されたのは、2005年から。
年齢が上=金銭感覚が優れているというのは思い込みだったと、早いうちに知れて良かったのかもしれません。
現在借金に悩んでいる、苦しんでいる方も、安心してくださいね。失敗は乗り越えられます。特にお金の場合は、
勝手にお金の出ていく仕組みを食い止める→慌てず急がず、資産を増やす
この流れが出来てしまえば、解決できたも同然です。私たちの手順を、よかったらご参考にしてください。
私が活用した、初心者にやさしい投資信託の本
ここでは、投資信託初心者向けの書籍をいくつかご紹介します。
特に両学長の書籍は画像やイラスト満載で、はじめて学ぶ方にピッタリですよ!大人のマネ活、楽しんでみませんか?

- 【改訂版】本当の自由を手に入れる お金の大学
図解・カラーで読みやすく、投資だけでなく「人生に必要なお金の知識」が体系的に学べます。 - お金は銀行に預けるな(勝間和代)
元・外資系金融マンの視点から、庶民が取るべき資産運用のリアルが語られています。2013年度版ですが、私はこれを読んで投資をはじめました。今なら100円で購入できるようです。 - 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!(山崎元・大橋弘祐)
対話形式で読みやすく、投資信託に必要な知識だけをギュッとまとめた一冊。山崎元さんのご冥福を、心からお祈りいたします。
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