3年間我慢して爆発した夜。上階の騒音と、戦うと決めた日【解決編】

騒音トラブル・解決への道のり

はじめに:騒音地獄からの脱出ストーリーいよいよクライマックス【解決編】

前回の記事では、連日の耐え難い騒音と、全く頼りにならない管理会社への不信感から、ついに限界を超え、上階に直接インターホンを鳴らしに行った話をしました。

前回の記事はこちらをクリック

「次なる一手」は、「会社の『人事部』に騒音問題を相談する」というもの。

「会社の福利厚生が、一体騒音とどう関係あるの?」

「人事部が管理会社に言って、本当に効果があるの?」

「騒音は、結局どうなったの!?」

今回は、ずさんな管理会社を動かすためにどんな戦略を練り、そして「会社」という予想外の強力なテコをどう活用したのか、その全てを包み隠さずお話しします。

さあ、物語は最終局面へ。管理会社との闘いの記録と、静寂を取り戻すまでの道のりを、ここから詳しくお伝えしていきます。

借上げ住宅の会社を巻き込む。「人事部」という強力なテコ

追い詰められた私の行動を知り、主人は人事へ相談してくれました。私たちの住む物件は「借上げ社宅」。つまり、管理会社にとって、夫の会社は「法人顧客」なのです。

従業員の居住環境を整備することも会社の役割の一つ。

人事部は私たちの相談を受け、すぐに「入居者である従業員が騒音で困っており、管理会社の対応に不満を持っている」という状況確認をして下さいました。

これは非常に強力な一手でした。

管理会社にとって、個人からの苦情は放置できても、重要な法人顧客である会社からの指摘は無視できません。管理会社は「これは、いつもの個人からの苦情とは違う」というプレッシャーを感じざるを得なくなったのです。

私の「本気度」と「問題の深刻さ」を、管理会社に否応なく伝えることができたのです。

あなたも会社が契約している物件に住んでいるなら、迷わず会社の人事部や総務部に相談してみてください。これが、ずさんな管理会社を動かす最も効果的な「テコ」となり得ます。

今回の件で、この2点を徹底することの重要性を痛感しました

これが「本気度」と「被害の事実」を客観的に示す、何よりの武器になります。

ついに管理会社が動いた!上階への「直接注意喚起」と「認識なし」問題

私の再三の働きかけと、会社という『第三者の介入』で、管理会社はついに重い腰を上げました。上階の入居者へ、「注意喚起」を行ったのです。

そして、管理会社経由で伝えられた上階の入居者の回答は、驚くべきものでした。

「本人は騒音を出している認識はないそうです。」

えっ?!

一瞬たじろいだものの、その後「認識の有無に関わらず苦情が来ているので、今後は配慮をしてください」伝えられたとの事。

ようやく、管理会社が最低限の役割を果たした瞬間でした。

ついに得られた「静寂」、しかし残る疑問点~認識なし vs 明らかな騒音減少~

私の長い闘いは、ようやく成果をもたらしました。管理会社が上階に注意喚起を行った頃から、騒音が明らかに減ったのです。

管理会社の注意喚起後、上の階の音の変化

  • 毎晩21時45分きっかりに始まっていた上階からの音漏れの減少
  • かかと落としの足音や、就寝時にも続くズドーン!ズターン!といった不定期な地響きの減少
  • 週末の友人たちとのどんちゃん騒ぎは今週様子見

しかし、どうしても納得できない矛盾点が残ります。

「騒音を出している認識がない」のに音が止んだ矛盾

上階の方が「騒音を出している認識がない」と言うのであれば、なぜ、音が明らかに減ったのでしょうか?

正直、真実はわかりませんが、「認識がない」という言葉には今でもモヤモヤが残ります。

しかし、原因が何であれ、あれほど苦しんだ騒音が軽減してくれたこと、静寂が戻ってきたことは事実です。

ひとまず音が軽減してくれたことに、今はホッとしています。このまま穏やかな日々が続いてくれることを祈るばかりです。

まとめ|壮絶な騒音トラブル対応から学んだ3つの教訓【読者へのメッセージ】

ずさんな管理会社との交渉は、多大な労力と心の負担を伴いましたが、この経験から重要な教訓を3つ学びました。

教訓1:管理会社選びは物件選びと同じくらい(もしくはそれ以上に)超重要!契約前のチェックを怠るな。

残念ながら、ずさんで入居者のことを考えない管理会社は存在します。

可能であれば、契約前や内見時に管理会社の評判をネットで調べたり、問い合わせ対応の丁寧さを確認したりすることをおすすめします。

一度入居してしまうと、管理会社を変えるのは非常に困難です。

教訓2:借上げ社宅など「会社」が絡むなら、迷わず人事に相談すべし。

もし、あなたの住んでいる物件が会社の借上げ社宅や法人契約であれば、これはあなたの強力な武器になります。

個人からの苦情には腰が重い管理会社も、重要な法人顧客である会社からの指摘には対応せざるを得ません。私のケースでは、これが状況を大きく動かす決定打となりました。

一人で悩まず、会社の窓口に相談してみてください。

教訓3:「本気度」は口でなく「行動」と「証拠」で示すしかない現実。

これは私が最も痛感した点です。

私がインターホンを押すと告げた時、夫が止めることなく「ちょっと行ってくる」という私の言葉を真に受けていなかったように、

「もう耐えられない」「どれほど苦しんでいるか」という深刻さは、残念ながら相手(管理会社、加害者、時には身内)には想像以上に伝わりにくいです。

主観的な「つらい」だけでは、彼らを動かすことは難しいのです。

だからこそ、あなたの「本気度」を行動で示すことが重要です。

教訓3-2:毅然とした対応と、客観的に提示できる証拠を固める

単なる苦情の電話やメールだけでなく、会社を巻き込む、文書回答を要求するといった「面倒な入居者だ」「これは普通じゃない」と思わせる具体的な行動です。

そして、あなたの「被害の深刻さ」を客観的に伝えるためには、「証拠」が不可欠です。

【証拠の集め方一例】

・いつ、どんな音が、どれくらいの時間、どの程度したのか。

・管理会社とのやり取りは、日時、内容、担当者を全て記録する。

・可能であれば騒音計アプリや録音なども活用する。

これらの記録は、感情論ではない、動かしようのない事実としてあなたの訴えに説得力を持たせます。

おわりに

この記事が、騒音に悩むあなたの状況改善の一助となれば幸いです。

もしあなたも似たような経験があれば、ぜひコメントで教えてください。どのように解決したか、どんな点が大変だったかなど、情報交換できれば嬉しいです。

また、騒音問題や管理会社とのトラブルに関して、今後知りたい情報があればリクエストもお待ちしています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。あなたのシェアが、同じように苦しむ他の誰かの助けになるかもしれません。

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