もう限界!心身を削る「騒音」と、頼りにならない「管理会社」
騒音と「ずさんな管理会社」のダブルパンチに限界を迎えた私が、どのように行動し、最終的に静寂を取り戻すことまでの体験談を、3シリーズに分けて交えてお話ししています。

前編はこちら
解決編はこちら
一般的な苦情の出し方だけでは埒が明かない時に、私が講じた「ちょっと変わった」戦略もご紹介します。
同じように苦しむ同志の参考になりますように。
管理会社へ「文書回答」「企業への報告」を迫り、証拠を残す戦略
半月経っても来ない管理会社からの回答メール
前回の記事で、4月30日に管理会社へメールで報告したことを覚えていらっしゃるでしょうか。
待てど暮らせど、管理会社からの返信は来ず。
なんと、2週間後の5月に15日になっても、一切返信は来ませんでした(!)。怒りを通り越して、もう呆れてしまいましたよ。
しかし、ここで感情的に怒鳴り込んでも意味はありません。冷静に、しかし毅然とした態度で臨むことにしました。
私は管理会社の電話窓口に電話をかけました。
🙎🏻「4月30日にメールを送りましたが、お返事がありません。届いていますか?なぜ返信をいただけないのでしょうか?」
今後の対応について、言った言わないにならないよう、メールではなく文書で回答をいただけますか? そして、その文書は弊社の〇〇部(人事部)にも提出する予定です。」と伝えました。
限界突破!インターホン直撃を決意した瞬間
入居者の訴えを完全無視する管理会社からの返答を待つ間も、相変わらず大騒ぎする上の階の住人。

・重量物を引きずるような音(ギイイーズドン!)
・室内で断続的に「かかと落とし」を繰り返すような衝撃音(ズシーン!ドシイーン!という音)
・運動部のウォームアップのような、小刻みな足音が昼夜問わず続く
相変わらずの音です。そこには、下の階に配慮しようという意思は全く感じられませんでした。
うるさすぎて限界突破。上の階へ“直接”言いに行く
そんな絶望感と、毎日続く騒音への怒り、そして疲弊で、私の心はとうとう限界を迎えました。

ある週末、耐え難い騒音が響く中、
「もう、このままではダメだ。自分で何とかするしかない」という思いがこみ上げてきました。
リビングで過ごしていた夫に「ちょっと言ってくる」とだけ告げ、立ち上がる私。

夫は「え、どこに?」という顔をしていましたが、私を引き止めませんでした。おそらく、私が上階のインターホンを鳴らしに行くとは、その時は想像もしていなかったのだと思います。
いつもの「もう嫌だ」「何とかしてほしい」という愚痴の延長だと思ってたのでしょう。
私の内側で臨界点を超えた「本気度」が、残念ながら言葉だけでは夫にすら伝わっていなかった、その現実を突きつけられた瞬間でもありました。
インターホンを押すが相手は沈黙。直後の階下の様子
私は震える手で上階のドアに向かい、意を決してインターホンを押しましたが、結果的に相手はドアを開けることはありませんでした(カーテンを「シャッ」と引く音のみ、室内から聞こえました)。
しかしその直後、部屋に残っていた夫が、上の階の発する音を一部始終聞いていたのです。

インターホンの直後、上階の真上で「え?」「誰?」といった雰囲気で、数名がドタバタと慌てて玄関へ走っていく、そんな物音が聞いたといいます。
上階に複数の人がいて、私のインターホン訪問に明らかに動揺した、という何よりの証拠でした。
直接対決にはリスクも伴いますが、この時の「生」の反応は、後々重要な意味を持つことになります。
残念ながら、この行動だけでは騒音が完全に、そして恒久的に止まることはありませんでした。
音に鈍感な夫が、はじめて事の重大さを理解を示す
主人は音に鈍感な方で、普段は「そんなにうるさい?」と首をかしげるタイプでしたが、今回の私の行動をみて、本気で悩んでいる事を理解しはじめました。

まず、夜中23:00に上の階の部屋の明かりをチェックしに行き、「上の階は明らかに室内にいるが、インターホンは無視した」証拠として写真撮り戻ってきました。
さらに翌日、主人から1通のメールが届きました。

・借上げ住宅で騒音に悩んでおり、管理会社へ連絡しているが音沙汰がない。
・今後の対処法についてご教示いただきたい。2023年から継続した騒音に悩まされ、具体的な騒音時刻、騒音の状態等記録は残している
・解決に向けて管理会社へ相談しているが、2週間経っても音沙汰がなく、今後どうすればいいか?証拠データの提示すればよいか?と相談中
・だからひとまず、上の階に直接訪問するのは一旦お休みにして
という内容でした。
(あれだけ騒音の辛さを訴えても無反応だったのに…。少しは気持ちわかってくれたのかなあ)
と、当時は思う程度でしたが、この夫の行動が状況を一気に進展させることになります。
【解決編】へつづく
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