お悩み探偵団解決ファイル　#001：主婦でもできる在宅ワーク入門！スキマ時間の宝物探し編

ミナさんは、キッチンのテーブルでパソコンを見ながら、ふーっと深いため息をつきました。

「在宅ワークかあ。やってみたいけど、もうずいぶん仕事から離れているし、ケンタのこともあるしなあ…。」

隣では、息子のケンタくんがミニカーを走らせて遊んでいます。

そのときです。

「お悩み、解決します！」

元気な声と共に、帽子をかぶった女の子「ぺっさと」と、同じく探偵スタイルのひよこ「ピヨ助」がひょっこり顔を出しました。「どんなお悩みも、私たちにおまかせください！」

びっくりしたミナさんでしたが、親切そうな二人に、つい悩みを打ち明けました。

「特別なスキルもないし、子育てしながら時間を作るのも難しくて…」

「大丈夫！ミナさんだけの宝物を探しに行きましょう！」

「宝物探し？」ミナさんが首をかしげると、ぺっさは虫眼鏡を取り出しました。

「そう！ミナさんが毎日やっている家事や育児、ご近所づきあいの中には、仕事に役立つスキルという宝物がたくさん隠れているんです。

例えば、料理は段取り力、家計簿は数字の管理能力ですよ！」

ぺっさとはいいました。

ピヨ助「そのとおりだピヨ！」

「時間なら、ボクに任せて！」とピヨ助が言いました。

ピヨ助は、ケンタくんがお昼寝している時間や、夢中でお絵描きしている時間を見つけるのが得意です。

「ほら、ここにもあそこにも、小さなすきま時間がいっぱい！」

「本当だわ…！」ミナさんの顔が少し明るくなりました。

「まずは、そのすきま時間でできることから始めてみませんか？

短い時間で受けられるオンライン講座で、新しいスキルを身につけるのもいいですね」とぺっさは提案しました。

ぺっさとピヨ助に背中を押されて、ミナさんは勇気を出して、興味のあったデザインのオンライン講座に申し込みました。

ドキドキしながらも、新しいことを学ぶのはとても楽しく、ミナさんの目はキラキラと輝き始めました。

パソコンに向かうミナさんの姿を見て、ケンタくんが駆け寄ってきました。

「ママ、なんだか楽しそうだね！がんばれー！」その言葉は、ミナさんにとって何よりの応援になりました。

「ありがとう、ぺっさちゃん、ピヨ助くん。私、やれるかもしれない！」すっかり自信を取り戻したミナさんは、笑顔で二人に言いました。

ぺっさはにっこり笑って、「もちろんです！ミナさんの未来は、キラキラの宝物でいっぱいですよ！」

「さあ、行こうピヨ助！次の『お悩み』が僕たちを待ってるよ！」

ぺっさとピヨ助は、にっこり笑うミナさん親子に手を振ると、次の依頼人の元へと元気よく出発していきました。

ミナさんの新しい挑戦は、まだ始まったばかりです。